うっかり間違った内容のメールを送ってしまった、添付ファイルを付け忘れた、といった経験はありませんか?
そんなときでも、Outlookにはメールの送信を取り消す機能があります。ここでは、その方法と、取り消しを成功させるためのポイントを解説します。
Outlook送信取り消しが可能な条件
Outlook送信取り消し(リコール機能)が利用するには必ず一定の条件を満たさなければならないため、利用できる条件を確認しましょう。

送信者も受信者も Microsoft 365 または Exchange アカウントであること。
同じ組織内であること。
受信者が すでにメールを開封していないこと。
受信者が Outlook を使用していること
注意:これらの条件を満たしていない場合、リコール操作は効果がありません。例えば Gmail や Yahoo メールといった外部環境、あるいは他社の Outlook アカウントには機能しません。
Outlookで送信取り消しを設定する

Step1. Outlook on the web にログインし、画面左上の歯車アイコンから設定画面へ移動。
Step2. 「メール」→「作成と返信」→「送信の取り消し」項目で、送信後の“待機時間”を指定できます(最大10秒程度)
Step3. この設定を保存すると、メール送信時に表示される「送信しています…」状態で「元に戻す」ボタンが表示され、クリックすれば送信をキャンセルできます。
注意点:
ブラウザを閉じる、ネットワークが切断されると送信がキャンセルされる場合もあります。
この機能はブラウザ版 Outlook(Outlook on the web)限定であり、デスクトップアプリやモバイルアプリには適用されません。
outlookの取り消し方法
ウェブ版Outlookから新しいメールを送信すると、画面下部に「送信しています...」というメッセージが表示されます。

このメッセージが出ている間に「元に戻す」をクリックすれば、メールの送信をキャンセルできます。
※Outlookの送信取り消し機能についてご不明な点がありましたら、こちらの公式ガイドをご参照ください。
送信取り消したoutlookメールを見る方法とは?
Outlookで送信取り消しメールを確認する場合、自分から送信を取り消したメールと他人から送信を取り消されたメールでは状況が異なります。

▶自分から取り消したメール 自分が送信を取り消したメールは、下書きフォルダーに保存されるため、内容を簡単に確認できます。
▶他人から取り消されたメール 相手が送信を取り消したメールについては、公式に内容を確認する方法はありません。メールが削除されてしまうため、サードパーティのアプリやツールを使っても復元は困難です。
送信取り消したoutlookメールを見るソフト
送信取り消したメール、またはゴミ箱から完全に削除してしまったメールを簡単に復元したいとお考えなら、「Gbyteデータリカバリー」をおすすめします。
このツールの最大の強みは、復元できるデータの種類の豊富さと、パソコンに接続する必要がない手軽さにあります。
iCloudとペアリングするだけで、メールだけでなく、LINEやInstagramなど、幅広いデータを復元することができます。
Gbyteで削除されたメールを見る手順
Gbyteの公式サイトでアカウントを作成します。
作成したアカウントをiCloudアカウントと連携させます。
復元したいデータ画面でメールを選択し、スキャンを開始します。
スキャンが完了するまでしばらく待ちます。
スキャンが完了したら、復元できるメールを確認できます。(PC版を利用している場合は、データをパソコンにエクスポートすることも可能です。)
送信を取り消したメールは相手が見れる?
メッセージの取り消しが成功した場合、相手の受信トレイから元のメールは削除されます。しかし、取り消しに失敗した場合は、相手の受信トレイに元のメールが残ったままになります。
また、相手のメール設定によっては、メールが開封済みでなくても、サーバー上で処理されてしまい、取り消しができないこともあります。
結論として、送信を取り消したメールを相手が見れるかどうかは、成功したかどうかによって異なります。
最後に
Outlookの送信取り消し機能は便利ですが、利用できる環境や条件が限られているため、必ずしもすべてのケースで成功するとは限りません。
社内のExchange環境では効果的に使える一方で、外部宛のメールには対応できない場合が多いのが現状です。
万が一取り消しに失敗してしまった場合は、速やかに謝罪や訂正版の送信を行うことが重要です。
また、完全に削除してしまったメールを復元したいときには、Gbyteデータリカバリーのような専用ツールを活用するのも有効な選択肢です。誤送信を防ぐには、送信前の確認を徹底し、万が一に備えた対策もあわせて準備しておくと安心です。