itunesのバックアップ写真を取り出す方法

今回の記事では、iTunesでバックアップされた写真を取り出してみる方法について完全紹介します。

村澤　ジョージ 30/07/2025

iPhoneの故障や紛失は突然やってきますが、iTunesでバックアップを取っていれば、大切な写真を復元できる可能性があります。

しかし、iTunesのバックアップは通常、デバイス全体を復元するため、写真だけを選んで取り出すのは簡単ではありません。この記事では、iTunesのバックアップから写真のみを取り出し、内容を確認する具体的な方法を詳しく解説します。

iTunesのバックアップの仕組み

まず、iTunesのバックアップがどのように機能するのかを理解することが重要です。

iTunesのバックアップは、iPhoneのデータを丸ごと保存するものです。これには、写真、連絡先、メッセージ、アプリのデータ、設定などが含まれます。このバックアップファイルは暗号化されており、直接開いて個別のファイルを取り出すことはできません。

そのため、写真だけを抽出するには、専用のツールや特定のプロセスが必要になります。

注意

iTunesのバックアップを利用してデータを復元する際は、現在のデータが上書きされるため、事前に十分な確認と準備が必要です。

iTunesバックアップから写真を取り出す方法

iTunesバックアップから写真を取り出す方法は主に3つあります。ここでは、それぞれの方法について詳しく紹介します。

方法①：iPhoneにバックアップを復元し、写真を取り出す

この方法は、iTunesの標準機能を使ってバックアップをiPhoneに復元し、その後iPhoneから写真を取り出すものです。

注意：バックアップから写真を取り出して見ることが目的であれば、古いiPhoneにバックアップを復元する方法が推奨されます。iTunesでバックアップを復元すると、現在のデータが上書きされるためです。

iTunesでバックアップを復元する手順

iPhoneをPCに接続し、iTunes（またはmacOS Catalina以降のFinder）を起動します。
iPhoneのデバイスアイコンをクリックします。
「バックアップを復元」を選択します。
復元したいバックアップファイルを選択し、復元を開始します。
復元が完了したら、iPhoneの「写真」アプリから写真を確認し、PCに取り出します（例えば、USBケーブルで接続してDCIMフォルダからコピーするなど）。

メリット

追加のソフトウェアが不要で、iTunesとiphoneがあれば完結する

デメリット

iPhoneの既存のデータが、バックアップの内容で上書きされる
バックアップ全体の復元に時間がかかる
iPhoneがない場合や、既存のデータを残したい場合には不向き

方法②：専用のデータ復元ソフトを使用

写真だけを取り出すには、Appleの公式方法では実現できませんが、専門的なデータ復元ソフトを利用すれば、可能かもしれません。

MACの場合には以下のフォルダに保存されています。

~/Library/Application Support/MobileSync/Backup/

PCの場合には以下のフォルダに保存されています。

C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Roaming\Apple Computer\MobileSync\Backup\

専門的データ復元ソフト3選

CopyTrans
Dr.Fone
Tenorshare

iTunesバックアップから写真を抽出するには、これらのアプリを利用すれば簡単にできますが、バックアップデータがアプリ運営会社のデータ処理を経るため、個人情報のセキュリティリスクが存在します。使用時は十分に注意してください。

方法③：バックアップ不要で、iPhoneの写真を取り出す

iPhoneやiPadが壊れて操作できなくなった場合でも、iTunesのバックアップを利用せずに簡単に写真を取り出すには、Gbyteを利用することで実現できます。Gbyteは、革新的なiOS向けデータ復旧ツールで、従来のUSB接続によるPCとの連携を必要とせず、独自のiCloud復元プランを採用しています。そのため、事前にバックアップを取っていなくても問題なくデータを復元できます。