お気に入りのYouTube動画が突然削除されてしまい、「もう二度と見られない」と諦めていませんか?
著作権侵害やコミュニティガイドライン違反、アップロード者自身による削除など、動画が消えてしまう理由はさまざまです。
.webp)
しかし、削除された動画でも再び視聴できる可能性はあります。
そこで本記事では、削除されたYouTube動画を見つけるためのさまざまな方法を、分かりやすく解説します。
YouTubeで削除された動画を見る方法①:Internet Archiveを活用
「Wayback Machine」は、インターネット上のページを24時間体制でクロールし、自動的に保存している無料のアーカイブサービスです。過去のウェブサイトや記事、画像などを閲覧でき、YouTubeの動画ページも保存されている場合があります。
.webp)
もし削除されたYouTube動画のURLがわかっていれば、その動画ページのアーカイブ(タイトルやサムネイルなど)を確認できることがあります。
Wayback Machineの使い方

Step1:Wayback Machineのウェブサイトにアクセスします。
Step2:検索ボックスに確認したいURLを入力し、Enterキーを押します。カレンダーが表示され、Wayback MachineがそのURLをクロールした年がハイライト表示されます。
Step3:該当する年をクリックし、表示されたカレンダーから日付を選びます。その日付に保存されたスナップショットのいずれかをクリックします。
Step4:表示されているページ内で動画が再生できます。
YouTubeで削除された動画を見る方法②:YouTube Video Finderを利用
YouTube Video Finderは、Wayback Machineなどのインターネットアーカイブサービスを連携させた便利なツールです。
削除されたYouTube動画のURLを入力するだけで、Wayback Machineやその他の検索サービスをまとめてチェックできます。

YouTube Video Finder の利用手順

Step1:Find YouTube Video公式サイトにアクセスします。
Step2:検索ボックスに、削除されたYouTube動画のURLを貼り付けます。
Step3:「Find Video」ボタンをクリックします。
Step4:Wayback MachineやGoogle検索、その他関連サービスの検索結果ページへのリンクが一覧で表示されます。
Step5:各リンクをクリックし、動画ページのアーカイブやミラー動画がないか確認します。
補充1:すでに無効になったYouTube動画を視聴する方法一覧
この記事を作成するにあたり、編集部ではネット上にあるさまざまな「削除されたYouTube動画を見る方法」を実際に検証しました。
その中で、すでに無効になっているものの、以前は非常に多く利用されていた方法についても、ここであわせてご紹介します。
無効方法①: YouTubeのキャッシュを利用して過去の動画を見る
URLが分かっていて、なおかつ過去に自分の端末でその動画を再生していた場合、ブラウザのキャッシュから確認できるという方法が以前はよく知られていました。

しかし今回、実際に検証した結果、この方法は現在ではすでに無効になっていることがわかりました。
無効方法②:YouTubeの視聴履歴から見る

YouTubeでは、過去に視聴した動画の履歴が自動的に保存されていますが、動画が削除されている場合は、履歴をクリックしても該当の動画を再生することはできません。あらかじめご注意ください。
補充2:スマホに保存したYouTube動画を復元する方法
スマートフォンに保存したYouTube動画を誤って削除してしまった場合でも、あきらめないでください。
ここでは、削除されたYouTube動画を復元する3つの方法をご紹介します。
方法①:スマホの「最近削除した項目」から復元
殆どのスマートフォンには、削除した写真や動画を一時的に保存しておく「最近削除した項目」や「ゴミ箱」のような機能があります。この機能を利用すれば、簡単に動画を復元できる可能性があります。
iPhoneの場合: 「写真」アプリを開き、「アルバム」タブの最下部にある「最近削除した項目」をタップします。
Androidの場合: 「ギャラリー」や「写真」アプリを開き、メニューから「ゴミ箱」や「最近削除した項目」を探します。
この機能で復元できる期間は通常30日程度です。期間を過ぎると完全に削除されてしまうため、早めに確認しましょう。
方法②:専門的なデータ復元ソフトを利用
手動で完全に削除してしまったり、30日間の有効期限が過ぎて「最近削除した項目」からも見つからない場合は、専門のデータ復元ソフトを使用する方法があります。
数あるデータ復元ソフトの中から、編集部がおすすめするのは「Gbyte」です。このソフトは、事前のバックアップがなくても、スマートフォンの内部ストレージを深くスキャンすることで、上書きされていない削除済みデータ(YouTube動画、写真、LINEチャット履歴)を復元できる可能性があります。
Gbyteで削除されたデータを復元する手順




Gbyteの公式サイトでアカウントを作成します。
作成したアカウントをiCloudアカウントと連携させます。
復元したいデータを選択し、スキャンを開始します。
スキャンが完了するまでしばらく待ちます。
スキャンが完了したら、指定されたデータを確認できます。(PC版を利用している場合は、データをパソコンにエクスポートすることも可能です。)
方法③: iTunesやFinderのバックアップから復元
日頃からパソコンにスマホのバックアップを取っている場合は、iTunes(Windows)やFinder(Mac)のバックアップデータから復元できます。この方法は、バックアップを取った時点のデータに戻すため、バックアップ以降に保存したデータは消えてしまう点に注意が必要です。
iTunesの場合: iTunesを起動し、スマホを接続します。デバイスアイコンをクリックし、「概要」から「バックアップを復元」を選択します。
Finderの場合: Finderを開き、サイドバーからスマホを選択します。「一般」タブの「バックアップ」セクションで「バックアップを復元」をクリックします。
※定期的にバックアップを取っておくと、万が一のときに役立ちます。
よくある質問
Q1. 削除されたYouTube動画は必ず復元できますか?
削除されたYouTube動画は、必ずしも復元できるわけではありません。動画が削除された理由やタイミングによって、復元の可能性は大きく異なります。たとえば、YouTubeが著作権侵害やガイドライン違反を理由に削除した場合、その動画は通常、復元や再アップロードが難しいことが多いです。
一方、アップロード者が自ら動画を削除した場合、Wayback Machineなどのアーカイブサービスに動画のウェブページが保存されていれば、そのスナップショットから動画を視聴できる可能性があります。しかし、アーカイブが存在しない場合は、復元は不可能です。
Q2. Wayback Machineで動画が見つからない場合はどうすればよいですか?
Wayback Machineで動画が見つからない場合、いくつかの理由が考えられます。
- ページがキャプチャされていない:動画が削除される前に、Wayback Machineがそのページのアーカイブを保存していなかった可能性があります。
- アーカイブが古すぎる、または新しすぎる:キャプチャされたアーカイブが古すぎたり、削除直後でまだ保存されていなかったりする場合、動画を見つけることはできません。
Q3. 削除された理由によって復元の可能性は変わりますか?
はい、動画が削除された理由によって復元の可能性は大きく変わります。
- 著作権違反:YouTubeが著作権侵害を理由に削除した動画は、ほとんど復元できません。
- コミュニティガイドライン違反:ガイドライン違反で削除された場合、YouTubeの判断によっては復元が難しいことが多いです。
- アップロード者による削除:この場合が最も復元の可能性があり、Wayback Machineなどのアーカイブに保存されていれば、視聴できる可能性があります。
最後に
今回は、削除されたYouTube動画をもう一度見るための実用的な方法やツール、そして現在では利用できなくなった方法まで、編集部で実際に検証した内容をまとめてご紹介しました。
インターネット上にはさまざまな情報がありますが、すでに無効になっている手段も多いため、この記事で紹介したWayback MachineやYouTube Video Finderといった比較的信頼性の高い方法を活用することをおすすめします。